引越し荷物搬入後のチェックと、キズや破損が見つかったときの対応

荷物を新居に運び終わったら、必ず荷物チェックをします。

荷物の紛失がないか、家具にキズや破損がないかをしっかりチェックしましょう。
また、荷物だけでなくドア周りや狭い廊下の壁など、新居全体に対しても確認するようにします。

搬入後の荷物チェック

荷物の搬入が終わると引越し作業も終盤です。
ホッと一息入れたいところですが、荷物チェックはすぐに行いましょう。

  • 荷物が全て搬入されているか
  • 荷物に破損がないか
  • 新居にキズがないか

業者が帰ってからではトラブルにもなりやすいので、業者立ち合いのもと確認するようにします。
荷物の紛失がないように、トラックの荷台に積み残しがないか確認も確認しましょう。

荷物が全て揃っているかチェック

旧居から荷物が全て届いているか、新居へ入っているかを確認します。

全て揃っているかを確認するのですが、「無い物を見つける」というのは非常に難しいです。

記憶だけではどうしても漏れが発生しますので「チェックリスト」を作っておくようにしましょう。
ベッド、布団、毛布、冷蔵庫、洗濯機、テレビ・・・ダンボールの数などを一覧化しておきます。

ダンボールは何が入っているかだけでなく、数もしっかり把握しておく必要があります。
荷造りにダンボール以外のものがあれば、それもわかるようにチェックリストに加えましょう。

足りない場合は、まず他の部屋に置かれていないか、トラックの荷台に残っていないかを確認してください。

家具やワレモノに破損がないかチェック

荷物の搬入で起こりやすいのが運搬物の破損です。

家具にキズが付いたり壊れたりしていないかチェックします。
目に見えて大きなキズが増えていたり、壊れている場合はしっかり申告します。

業者さんの目が気になるかもしれませんが、必ず立会いのもとで確認しましょう。

また、ダンボール箱の中身も同じです。
特に割れ物を入れているものはすぐに開梱し、中のものが破損していないか注意して確認して下さい。
もし荷物の運搬中に異常に気づいたときは、作業中でもすぐに開梱し中身の確認をします。

運搬中に新居にキズがついていないかチェック

キズの確認は荷物だけではありません。
新居そのものにもキズ等が出来ていないかチェックしましょう。

搬入時にぶつけて大きな凹みができたり、引きずったことによる擦りキズがないか確認します。

ただ注意点として、賃貸で、もともとあったキズなのか判断ができるものが前提です。
可能な限り荷物搬入前にキズのチェックをしておきたいところです。

運搬中にぶつけた状況を見たら、都度キズがないかチェックするくらいでもOKです。

他にも、エレベータなどの共通スペースでも明らかな破損がないかは確認しておきましょう。

紛失や破損が見つかった時の対応

チェックの際に、もし荷物の破損などが見つかったらどうしたら良いのでしょうか。

そのときは破損状況を写真で記録するようにします。

家具類の破損は、明らかに引越し時のものだと証明できる場合は引越し業者が補償してくれます。
もし、現場の作業員では対応ができないということであれば、引越し業者の担当に連絡します。

まずこちらで出来ることとして、作業責任者に事故証明書を発行してもらうようにしてください。

引越し業者の担当と連絡がとれないときは、引越し業者のサポートセンターや損害補償の窓口に電話してください。
とにかく、代表番号でもどこでも良いので引越し業者に対して連絡を取るのが大切です。

補償内容について

引越し業者による補償で話がついたとしても、もう少し頑張りましょう。

補償内容は、キズや破損の状態に応じて「修理」「代替品の用意」「相当額の弁償金」といった形にわかれます。
しっかり話し合ってどの形での補償になるか決めるようにしてください。

修理する場合には、引越し業者による修理は仕上がりに差がでやすいので注意です。

トラブルにもなりやすいので、できれば信頼できる修理業者や家具店に自分たちで依頼しましょう。
その修理代金を引越し業者に支払ってもらう形にすると良いでしょう。

引越し後に荷物の破損に気づいたら

引越し後に荷物の破損に気づいた場合には、3ヶ月以内であれば補償の対象になります。
荷解きを後回しにしたり、チェックを後回しにするとすぐに過ぎてしまいますので注意して下さい。

引越し後に破損を見つけた場合は、梱包した状態のままにしておき、証拠となる写真も撮っておくようにしてください。

引越し後すぐに連絡した場合はよいのですが、1ヶ月以上経過してしまうと責任範囲が難しくなります。

簡単にいうと、引越し時にできたキズなのか、あなたが生活する中で起きたキズなのかがわからなくなります。
それを証明するのも難しいので、できるだけ引越し日にチェックすることが大切です。