「引越しの当日には、作業員の方へポチ袋を渡すものだよ」なんて話は聞いたことがないでしょうか。
- 作業員の方へ、引っ越し代金とは別にお金を渡した方が良いのか?
- 渡さないと粗雑な扱いになってしまうのか?
- 渡すなら、いつ、どれくらいの金額なのか?
考え始めると色んな疑問が出てきますね。
今回は「引越し作業員への心付け」についてご紹介します。
引越しにおける心付け:目次
心付けを渡すか渡さないか
引越しの当日に作業員にお金を渡すのは普通のことなのでしょうか?
- 「引越し前に渡すと、より丁寧に仕事をしてくれるよ」
- 「作業員には一人一人に渡すか、皆がいる前でないと独り占めされる可能性がある」
こういった話を親から聞いたりすることがあるかもしれません。
お金を渡すのが前提のようにも聞こえますが、
- お金を渡す必要はありません。
また、心付けの有無によって仕事ぶりが変わることは基本的にありません。
提示された引っ越し代金で契約しているわけですから、やるべき仕事は作業員もしっかりとやってくれます。
一昔前では多かった心付けの文化ですが、今では大手引越し社は「金品は受け取らない」という姿勢のところが増えています。
心付けの有無で対応は変わる?
心付けがないから手を抜くということは、まずありません。
どちらかというと、手を抜いて時間がかかることの方を嫌います。
マイナスはないですが、心付けを渡した方が“より”丁寧に作業をしてくれることはあるかもしれません。
やはり人間ですから自分に得のある人には張り切ってしてしまうことは否定できません。
心付けを渡す人は1~2割
渡さなくてはいいとわかっても、他の人は渡しているのかどうかなど気になりますよね。
統計によると、1割~2割くらいの人がお金を渡しています。
「周りで聞くと結構渡しているよ(あるいは、渡していないよ)」という場合もあると思いますが、そこには傾向があります。
- 戸建ての引越し:渡す割合が比較的高い
- 単身の引越し :渡す人の割合が低い
荷物量が増えたり、家具や家電の大きさが大きくなってくると大変だろうなと感じるのかなと思います。
一人暮らしの場合は荷物も少ないですし、学生などには払う余裕がない方もいるかもしれませんね。
心付けの金額相場
金額については、一人1,000円というのが一つの基準になっています。
渡す際には一人分ずつポチ袋に入れておき、全員がいる場か、一人一人に手渡ししましょう。
リーダーの方に渡したものの、実際には独り占めされていたということもあります。
こちらの気持ちも伝わりませんし、フェアじゃないですよね。
心付けを渡すタイミング
心付けを渡すタイミングとしては、引越し業者を受け入れて、概要を話し合った後が良いと思います。
- 来訪してすぐでは不躾である
- 作業後ではモチベーションに繋がらない
最初が良いと思いますが、来てすぐではタイミングが難しいです。
作業について認識を合わせた後、「これから始めますね」というときが良いと思います。
引越し作業前の方がやる気を出してくれる人も多いと思います。
作業員は心付けをどう思っているのか?
作業員の方に聞くと、「貰えたら嬉しいが貰えないことの方が多いので気にはしない」という人がほとんどです。
手は抜きませんが、貰えたらつい頑張ってしまうと言う人も多いです(笑)
もらえなかったからといって乱暴に扱ったりすることはまず無いと言っていました。
もちろん当然なのですが、中には不機嫌になったりする人もいるのでしょう。
そういった心無い人の話はいろんな形で伝わりますから、変なイメージを持ってしまう人も出てくるのだと思います。
心付けはお金だけではない
ここまではチップのようにお金を渡すことを書いてきましたが、心付けはお金でなくても構いません。
感謝の気持ちや、激励の気持ちを形で伝えればよいと思います。
- 笑顔
- 感謝の言葉を伝える
- 差し入れを入れる
まず第一に、笑顔でいることを心がけましょう。笑顔のあるところには自然と力が湧いてきます。
他には、作業員の方への差し入れでも十分気持ちは伝わると思います。
お茶の一杯だけでも有り難いと感じますし、その出してくれる気持ちで疲れは飛ぶことでしょう。
差し入れとして「お茶と茶菓子」がおすすめ
引越しの作業はとても疲れることは見ているだけでわかると思います。
荷物を運び終わった後は空腹になっているが多いので、お茶菓子も喜ばれます。
お金ではストレート過ぎて気が引けるという方には「お茶と茶菓子」をオススメします。
疲れていると糖分が欲しくなりますので、まんじゅうや大福、どら焼きなど甘くてお腹に少し溜まるものが良いと思います。
引越し作業も人と人の繋がりです。
気持ちよく作業してもらえるように、気持ちよく引越しが終われるように「気持ちの心遣い」を大切にしましょう。