引越しの見積書を初めてみるときは、いろいろな項目があってどのように見ればよいのかわかりませんよね。
あらかじめ、どんな項目がり、それがどんな内容なら大丈夫なのかを知っておくと役に立ちます。
特にお金、破損はトラブルになりやすいのでしっかり確認しましょう。
料金はもちろん、見積書で見ておきたいポイントを紹介します。
見積書のチェック内容:目次
見積書でチェックすべき内容4つ
見積書は引越し業者によってフォーマットは違いますが、記載されている内容はあまり変わりません。
金額以外にもたくさんの項目がありますが、難しく考えずに「求めている内容が書いてあるか?」を確認しましょう。
次の4つを見ていくと良いです。
- 金額、日付、時間帯、名前が合っているか?
- 運ぶ荷物がすべて含まれているか?
- 家具配置、組み立てなどはしてくれるか?
- 保証内容が記載されているか?
1. 金額、日付、時間帯、名前が合っているか?
基本的な項目からきちんと確認することが大切です。
見積書である以上、言われた金額と合ってるかは必ずチェックしてください。
その他の見るべきポイントはこちらです。
金額 | 提示された金額と同じか? |
---|---|
日付 | 希望している日にちになっているか? |
時間帯 | 午前便/午後便のどちらか? 午前便なら具体的な時間が記載されているか? |
名前 | あなた(または世帯主)の名前になっているか? |
営業担当名 | 営業担当の名前が書いてあるか? 連絡先が記載されているか? |
日程も言葉では聞き取り間違いする可能性があります。(「イチ」と「シチ」など)
何かの手違いで日にちが間違っていたとしても、別の引越しが入っていたら日程変更ができません。
意思疎通ができていると安心せず、きちんと確認しましょう。
また、営業担当の名前と連絡先はわかっていた方が良いです。
もし記載されていなければ、教えてもらいメモしておきましょう。
2. 運ぶ荷物がすべて含まれているか?
あなたが伝えた荷物が、すべて運ぶ対象になっているかを確認します。
忘れやすい荷物、引越し業者が運べない荷物もありますので気をつけましょう。
注意しておきたいのは屋外にあるものです。
- 自転車、原付、三輪車
- エアコン、室外機
- 植木鉢
- 照明(シーリングライト)
見積書の項目になかった場合は営業さんに確認しましょう。
記載箇所がなく、不安なときは具体的な荷物名を書いてもらうようにすると良いです。
また、営業さんから説明があると思いますが「運べない荷物」というものがあります。
引越し業者によっては、このルールの範囲内で運送しないと決めているものがあります。
第三章 (引受拒絶)
運送の引受け荷物が次に掲げるものであるときは、当該荷物に限り引越運送の引受けを拒絶することがあります。
一 現金、有価証券、宝石貴金属、預金通帳、キャシュカード、印鑑等荷送人において携帯することのできる貴重品
二 火薬類その他の危険品、不潔な物品等他の荷物に損害を及ぼす恐れのあるもの
三 動植物、ピアノ、美術品、骨董品等運送に当たって特殊な管理を要するため、他の荷物と同時に運送することに適さないもの
四 申込者が第八条第一項の規定によるその種類及び性質の申告をせず、又は同条第二項の規定による点検の同意を与えないもの
堅苦しい内容ですが、要点をまとめると「貴重品、危険物、特殊な荷物は引越し業者の判断でNGを出しますよ」ということです。
特に気をつけておきたいのは次の3つです。
- ペット、植物
- ピアノ
- 骨董品
これらの扱いがどうなっているか、営業さんに確認してみてください。
引越し業者によってはオプション(追加料金)で運んでもらうことできます。
ペットなどは専門業者もいるので検討してみてください。
3. 家具配置、組み立てなどはしてくれるか?
引越し業者によって、前提にしている作業範囲が決まっています。
気をつけておきたいのは、組み立て型の家具です。
組立家具はすべて分解・組み立てまでしてくれる業者もあれば、運搬のみで組み立てはお客さんで、という業者もあります。
家電も同様に、指定の場所までは設置するけれど、配線はお客さんで、というパターンが多かったりします。
- 引越し当日に分解してくれるか?
- 指定場所に設置してもらえるか?
- 新居で組み立てはしてくれるか?
- 家電の配線まで行ってくれるか?
すべてをお願いしようとすると追加料金になると思いますので、どこまでやるかは判断が必要です。
最終的に合意した内容になっているか確認しましょう。
4. 保証内容が記載されているか?
最後に、荷物が壊れたり、建物が傷ついてしまったときの保証内容です。
多くは次のようになっていると思います。
自然な運搬中の破損 | 責任範囲外 |
---|---|
梱包の内側での破損 | 責任範囲外 |
落下、ぶつけの破損 | 引越し業者の責任 |
あなたの想定している保証内容になっているか確認しておくことが大切です。
想定と違っていた場合は、
- 梱包作業ごと依頼する
- 他の業者に依頼する
ということも検討が必要です。
疑問点は納得するまでトコトン確認しよう
初めての引越しではわからないことが非常に多いです。
「こんなものなのかな…」と思わず、疑問点は納得できるまで確認しましょう。
- 当日、トラックが遅れたらどうなるのか?
- 何かで追加料金が発生するとしたらどんな場合なのか?
様々な疑問を全部聞いてみてください。
ちょっと特殊な状況かもしれないと思っても、確認しておいて損はないです。
- 荷物が紛失した場合はどうなるか?
- キャンセルしなくてはならなくなったら?
- 台風で延期になることはあるのか?その場合の料金は?
お金に関わることはトラブルに発展しやすいです。
見積書は、まさにお金のことが記載される書類ですので、しっかり確認しておきましょう。