引越しで住所が変わると、公共料金(電気・水道・ガス)やテレビなどの契約情報も変更になります。
これらの契約は契約者ではなく戸(家)の単位ですので、引越し先で改めて契約しなければなりません。
引越しに関わる手続きはたくさんありますが、ここでは公共料金や固定電話、テレビなどについてご説明します。
特に電気・ガス・水道は引越しをする直前まで使用し、引越しした直後から必要になるものです。
しっかりと手続きを進めて、滞りなく利用できるようにしましょう。
公共料金などの手続き:目次
電気・水道・ガスの手続き
ライフラインである電気・水道・ガスの引越し手続きから行っていきましょう。
どれも引越し前に電話やインターネットから申し込みを行うだけですので、難しいことはありません。
引越し日が決まったら早速手続きを行いましょう。
電気の手続き
電気の利用停止と開始の手続きは、電話とインターネットの2種類の方法があります。
問い合わせ先やお客様番号といった情報は、こちらで確認できます。
- 領収書
- 電気ご使用量のお知らせ
手元に用意しておくとスムーズに進められます。
おすすめなのは、電話する方法です。親切に進め方を教えてくれますよ。
手続きといってもとても簡単で、引越しに伴って停止する旨と必要情報を伝えるだけです。
さくっと終わらせてしまいましょう。
伝える情報はこちらを参考にしてください。
- お客様番号(電気番号)
- 契約者の氏名
- 引越し前の住所(電気の使用を停止する場所の住所)
- 連絡先電話番号(携帯電話でもOK)
- 引越し予定日時
- 電気料金の精算方法
- 立ち会い日時(現場集金・検針困難の場合)
- 引越し先の住所
- 引越し先での使用開始予定日
- 引越し先での電気料金の支払方法
それぞれ聞かれた内容を答えるだけで進んでいきます。
注意点としては、最後の「料金精算方法」と「停止の立ち会いが必要になる場合」です。
自動引き落としで何事もなく終わる場合がほとんどですが、最後の支払い方法だけ違うことがあります。
清算方法はしっかり確認しておきましょう。
また、建物がオートロック等で検針作業者が入れない場合には、停止の立ち会いが必要になります。
- 引越しのスケジュールにも関わってきますので、停止の立ち会いが必要か、きちんと確認しておきましょう。
必要な情報を伝えたら、あとは停止日に合わせて担当者が来訪し、直前までの使用料をメーターで確認してくれます。
電力会社への連絡は引越しの1週間前には済ませておきましょう。
引越し先では、部屋内にあるブレーカーのスイッチを入れればすぐに電気を使用できます。
水道の手続き
水道も電気と同じように、領収書や検針票に記されている水道会社に電話で連絡をすればOKです。
引越しする旨を伝えれば、こちらもあとは担当者が使用料をメーターで確認して精算することになります。
電話で連絡した際に必要となる情報は以下の8つです。検針票や領収書を事前に用意しておきましょう。
- お客様番号(水道番号)
- 契約者の氏名
- 引越し前の住所(水道の使用を中止する場所の住所)
- 連絡先電話番号
- 引越し予定日時(使用中止希望日)
- 水道料金の精算方法
- 引越し先の住所
- 引越し先での使用開始希望日
水道会社への連絡も、電力会社への連絡といっしょに1週間前には終わらせておきましょう。
引越し先の住まいでは、メーターボックスの中に止め栓があるので左に回すと水道が使えるようになります。
備え付けの「水道使用開始申込書」に必要事項を記入して投函すれば完了です。
そんなときは慌てずにお住まいの地域の水道事業者へ連絡をしてください。
水道の手続きは自治体によって方法が異なる場合があるので、不明点があった場合は水道事業者へ問い合わせをしてください。
ガスの手続き
ガスについても電気や水道と同じで、領収書や検針票に記されているガス会社の営業所に電話で連絡をします。
ただし、ガスの場合だけは電気・水道とは異なる点があります。
その違いは「開栓時に立ち会いが必要になる」ことです
- ガスの使用開始には立ち合いが必要です
停止の手続きは電気や水道とほとんど同じです。
引越しする旨を伝えて、次の必要事項に答えていけば自動的に進めてくれます。
- お客様番号
- 契約者の氏名
- 引越し前の住所(ガスの使用を中止する場所の住所)
- 連絡先電話番号
- 引越し予定日時(使用中止希望日)
- ガスのメーター(検針)が施錠された場所にあるか?
- ガス料金の精算方法
- 引越し先の住所
- 引越し先での使用開始希望日
新しい引越し先では、電気や水道とは異なりガス会社の担当者が直接現地に来て立ち会いのもと開栓および安全を確認します。
ガス会社の立会人がチェック項目をすべて確認(説明)しないと、ガスは使用開始できません。
ガスの立ち合い、電気や水道の利用開始の流れはこちらでまとめています。
引越し日の当日に引越し業者が来て作業してくれる時間に合わせて、ガス会社の立会人にも来てもらえるように時間を調整するのが一番時間のロスが少ない方法です。
ただし、引越し当日のスケジュールが完璧に思った通りに行くかは保証できないものです。
一日我慢することにはなりますが、余裕をもって引越し翌日にガス開栓の立ち会いを調整するのも良いと思います。
もし可能であれば、引越し日よりも前に立ち合いできるとガスが使えない心配がなくていいですね。
固定電話の手続き
固定電話を利用されている方は、引越しによって電話番号が変わる可能性があります。
電話番号に変更がないかどうか、まずは電話の契約をしている回線業者に連絡してみましょう。
多くの方はNTTやKDDIの回線を契約しているのではないかと思います。
- NTT回線の問い合わせ先
局番なしの『116』へ電話をかけます。
携帯電話からは、『0120-116000』になります。(東日本エリアのみ) - KDDI回線
『0077-777』もしくは『0120-22-0077』へ電話をかけます。(通話料無料)
NTTやKDDIでない場合でも、電話での手続きは可能ですので請求書等に記載の電話番号へ連絡すればOKです。
電話での手続きには次のような情報を聞かれます。事前に情報を整理しておきましょう。
- 契約者の氏名
- 現在使用している電話番号
- 現住所、新住所
- 移転を希望する日(予定日)
- 支払方法
新聞・衛星放送・NHKの手続き
新聞やテレビの衛星放送など、月々で契約しているサービスの変更も必要です。
新しい住所や電話番号が決まったら早めに電話、または移転届けを出すようにしましょう。
- 新聞の定期購読
- 衛星放送の視聴
- NHK放送の視聴
新聞は地域が変わると必然的に解約ということになるはずです。
引越し先でも新聞を購読する場合は、事前にどんな新聞があるかリサーチしてみるのもいいですね。
衛星放送も引越し先がサービス提供エリアに含まれるのか確認しましょう。
NHKは賛否両論あるようですが・・・契約継続であれば住所変更の手続きをします。
インターネットの手続き
現在の住まいでインターネットを契約している場合も、移転の手続きが必要です。
おさらいですが、インターネットの手続きは引越し日の1ヶ月前には行うようにしましょう。
次の新居によって契約できる回線(フレッツやKDDIなど)が限られている場合もありますので、いくつか確認すべきことがあります。
引越しのタイミングはキャッシュバックで数万円のお得をGETできるチャンスでもあります。
また、インターネット契約を解約(移転)するときにはレンタルしていた機器を返却しなくてはいけません。
解約したときに郵送用の箱を送ってくれるので、それに入れて返送することになります。
旧居に置きっぱなしにしないように覚えてきましょう。