引越し後の電気・水道・ガスの使用開始手続きと立ち合い

ピヨさん
荷物や破損のチェックお疲れ様ピヨ♪電気・水道・ガスを使えるようにしていくピヨ♪

搬入後の荷物チェックが終わったら、まずはホッと一息つきましょう。

気を張る作業が多かったですが、後は落ち着いて残りの手続きを行っていきます。

ここでは、新居での生活のために電気、水道、ガスの利用開始の流れをご説明します。

ブレーカーや水道バルブの扱いについても触れていきます。

電気の開始方法:ブレーカーを上げる

引越し先で電気を使うためには、「ブレーカーを上げるだけ」でOKです。

  • 電気の開始はブレーカーを上げるだけ

普段は見たり触ったりすることがあまりないですが、分電盤の中のスイッチを上げるということです。

分電盤の場所は、多くの場合は洗面上や脱衣所の天井近くにあります。

次のような外観になっているので探してみてください。


東京電力のHPより

ブレーカーのスイッチは大きく3つ、「入」にする必要があります。

次の順番でブレーカーを上げてください。

  • 1. アンペアブレーカーのつまみを「入」にする
  • 2. 漏電遮断器のつまみを「入」にする
  • 3. 配線用遮断器のつまみを「入」にする
  • (安全器の場合はふたをしめる)

ブレーカーを上げたら、各コンセントが使えるようになっているはずです。

電気のスイッチを入れて確認してみましょう。

みみ
分電盤なんて触ったことがなくて不安・・・。
ピヨさん
そんなときは電力会社に電話するピヨ♪

分電盤というと危ないイメージがありますが、スイッチを入れるだけなら安全ですので安心してください。

引越し先の電力会社に電話をすれば、どこのスイッチを入れるのか親切に教えてもらえますよ。

最後に、もう1つやることがあります。

  • 使用開始申込書を出すころで手続きが完了します

これは玄関やブレーカー周辺にあらかじめ置かれている「電気使用開始申込書」という書類があるので、必要事項を記入してポストに投函するだけです。

もし、電気使用開始申込書が見当たらないという場合は、引越し先の電力会社まで連絡してください。

引越し前に、電話やインターネット、FAXで申し込みを行っている場合は「電気使用開始手続書」の投函はしなくても大丈夫です。

水道の開始方法:バルブの確認

水道を使い始めるときも複雑な作業はありません。

基本的には「蛇口をひねるだけ」で水が出るはずです。

  • 水道の開始は蛇口をひねるだけ

もし水が出ないという場合には、バルブ(水止め栓)がしまっている可能性があります。

反時計回りで、一杯に回してあげましょう。

水道メータやバルブは、たいてい部屋の外にあります。

外観は次のような形になっていることが多いです。

水道メーター01
水道メーター02

  • バルブの位置がわからない
  • バルブの開栓がうまくできない

といった場合は、引越し先の水道局へ連絡すれば案内してもらえます。

電気と同じように、水道も「水道使用開始申込書」というものが備えられています。

こちらに必要事項を記入してポストに投函することを忘れずに行ってください。

「水道使用開始申込書」がない場合は、水道局へ連絡してください。

ガスの開始方法:ガス屋さんの立ち会い

ガスの利用開始には、ガス会社の担当者が訪問して開栓・確認作業が行われます。

これは「ガス事業法」という法令で定められていて、ガス会社が守らなければならないためです。

ガス事業法とは?
ガス事業について定められている経済産業省の法律です。

立ち合いにかかる時間は15分~30分ほどで終わります。

あなたの立ち合いのもとでしか開栓作業ができませんので注意してください。

  • ガスの開始は立ち合いが必要

立ち合いの日程はあらかじめ調整していると思いますが、

  • 引越し当日
  • 引越し当日以外(引越し前または後の別日)

のどちらかになります。

引越し当日に調整した場合は、搬入を行った後にタイミングを合わせてきてもらうことになります。

もし連絡の不備があったときは、すぐにガスを使えないことになるので日程をしっかり確認しておきましょう。

  • 引越し日よりも後の場合は、キッチンやお風呂でガスが使えないことに注意

引越し前であれば何も問題ありませんが、引越し後の別日のときは注意が必要です。

ガスが使えないため、

  • コンロ
  • 給湯器
  • ガスファンヒーター

食事や室温については他の手段がありますが、お風呂が問題になります。

シャワーも冷水しか出ないので注意しておきましょう。

ガスが使えない場合は、銭湯やスパを利用する方法がおすすめです。

安全確認のために作業員の方から説明があるので、そちらもしっかり聞いておきましょう。